メロンの栄養と健康効果

メロンの注目の成分

近年になって注目されているのが、メロンの改良種から抽出した「オキシカイン」(oxykine)という成分です。これが新世代の抗酸化物質として大変注目されているのですが、南フランス・アヴィニョン地方で栽培したヴォークルシアン種メロンから抽出した「SOD様物質」を小麦抽出物「グリアディン」で包んだ(コーティングした)成分です。


オキシカインには糖尿病腎症を予防する効果があります。また、老化を防ぐ効果もあります。ヴォークルシアン種のメロンは、他の一般的なメロンより抗酸化力がかなり強いのです。


普通のメロンは4日程度経過すると、形が崩れ始めて1週間でほぼ腐ってしまいますが、ヴォークルシアン種メロンは1週間以上経っても原形が崩れません。これがSOD様物質による抗酸化作用なのです。一般的なメロンでもSOD様物質は含まれているのですが、含有量が違うのです。


オキシカインをグリアディン(たんぱく質)でコーティングすると、胃酸や消化酵素の影響を受けずに腸まで届きます。活性酸素は直接消去するということではなく、まず腸で吸収されて抗原抗体反応によってSOD酵素など生体抗酸化酵素の働きを促進します。一応、メロンや小麦に対するアレルギーがある人は注意した方がいいでしょう。オキシカインは細胞中に入ることでSOD酵素に働きかけ、多くの活性酸素を持続的に消去できます。


もともと 活性酸素は日常生活において、紫外線、睡眠不足、ストレス、乱れた食生活などで発生するので、持続的に活性酸素を消去できる効果は非常にありがたいのです。また、糖尿病腎症を予防する効果もあります。