メロンの栄養と健康効果

メロンの成分、効能

高級フルーツの代名詞とされるメロンですが、栄養価も高くなっています。メロンには、カロチン、ビタミンCなどのビタミン群も豊富ですし、カリウムなどのミネラル成分も豊富です。


メロン可食部100gあたりでの主な栄養成分は、カリウム:320mg、ビタミンA(カロチン):450μg、ビタミンC:40mg、食物繊維(ペクチン):0.6gとなっています。


メロンの実の主成分は、ショ糖、ブドウ糖、果糖など糖類とカリウムです。中の果肉は食物繊維のペクチンが多くなっています。特に赤肉メロンはカロテンが豊富です。


水分が多いのはスイカと同様でウリ科の植物として、体内塩分(ナトリウム)を排泄させるカリウムがタップリ含まれています。また、腎臓病、高血圧の予防・体内温度を下げる成分も含まれています。夏バテして食欲不振の時にもお勧めです。


解毒作用もあってリューマチや神経痛の改善、しびれの予防にも効果が期待できます。タンパク質分解酵素(ククミシン)を多く含むので、あまり多量に摂ると口腔内がピリピリするかもしれません。


収穫後に熟成すると、分解酵素は増加します。カリウムの量は果物の中でも特に多くなっており、高血圧や動脈硬化の予防効果はもちろん、水分バランスの調節作用で、利尿作用やむくみ解消にも役立ちます。


特に赤肉メロンに多いβカロテンは、抗酸化作用(老化を予防する)、がん予防にも効果があるとされています。赤肉メロンは独特のカロテン臭があったのですが、最近は改善され、味も日持ちも良くなっています。