メロンの栄養と健康効果

メロンの品種と肉種

メロンは品種も結構多くなっています。果皮がごわごわしてイボがあるのがカンタルペンシス群(カンタロープ・スペインメロンなど)です。これには網目はなく、じゃこう(麝香)のような香りが特徴です。


イノドルス(フユメロン)群(ハネデューメロン、ハミウリなど)は、果皮の表面がなめらかで、「じゃこう」のような香りはしません。


最もよく栽培され、麝香のような香りを持つ品種群(マスクメロン)となるのがレティクラトゥス群です。これは果皮に網目を生じます。アンデスメロン、アールスメロンなど網目のあるカンタロープは「レティクラトゥス群」に属しています。


果実は蛇のように長くなるのはフレクスオスス群です。南アジアから北アフリカにかけて栽培されているメロンですが、味はキュウリに似ていて、ちょっとメロンのイメージとは違うかもしれません。


マクワウリなどはマクワ群です。コノモン群も野菜として利用されています。


高級メロンそして有名なマスクメロンですが、これは品種名ではなくて、じゃこう(麝香、ムスク)の香りがするメロンの総称で、実際はアールス系メロンのことです。


代表品種の「アールス・フェボリット」は、優秀なものを「クラウンメロン」(静岡県)と呼んでします。果肉の色は、基本的に赤肉種、青肉種、白肉種に分類されます。


赤肉種は赤色系(橙色)の夕張メロンが代表で、青肉種ではクインシーメロンなどがあります。白肉種は乳白色のホームランメロン、ハネデューメロンなどで、他にも緑色系(黄緑色)となるアンデスメロン、プリンスメロ、タカミメロン、アールスメロンなどが有名です。