メロンの栄養と健康効果

メロンの基礎知識

メロンと言えば「デザートの王様」、「フルーツの王様」などのイメージが強いと思います。特にマスクメロンなどは豪華で「お見舞い」の品としても最高とされています。


そんなイメージの強いメロンですが、分類ではウリ科のキュウリ属となっています。原産地が東アフリカ地方、中近東地方とされ、多く出回るのは4月~9月頃です。


ヨーロッパでのメロンの歴史というのはかなり古く、古代エジプト、古代ギリシャでメロンの一種(仲間)が既に栽培されていたそうです。ただし、メロンは暖かい地方でしか栽培できなかったとされ、北ヨーロッパで栽培ができるようになったのは14世紀以降と考えられています。


日本で温室メロンが作られるようになったのは大正時代からですが、メロンの仲間のマクワウリは弥生時代にはもう栽培されていたようです。


メロンの果実はラグビーボール形やこん棒形の球形が多く、表面はイボ、深い溝があることも多くなっています。色は白色、緑色、黄色など、複数の色が混ざる場合もあります。中心は綿状で多数の種子が入っています。


網目が生じる網系と生じない網無し系があるのは皆さんご存知の通りです。基本的に日本で食べられている網系(アミメロン)は、品質を良くするために1本の蔓からは基本的に1コしか収穫しないようになっています。


また、主なネットメロンは、受粉してから食べ頃までの期間(日数)が決められています。人気のあるメロンなので、国内でも約7,860ヘクタール(2012年)のの栽培面積があり、年間出荷量は約15万9,600トンとなっています。日本での主な産地は茨城県、北海道、熊本県です。